最高の歌姫

2005年12月30日
私にとっては美里。美里のことを歌姫というのはこそばゆいけど。彼女の魅力は折れない強さ。歌っているどのシーンを見ても腰がどんと据わっていて足が大地に吸い付いていて離れない。そこに色気がないとか青くさいとかダメだしをする人はいるけれど、私にとってはそれが魅力。
美里が悩んだときは大きく見て20年で2回あったような気がするけど、そのときに出したアルバムはやっぱり私は好きではない。くにゃっと曲がっていて嫌なのだ。つくづく作り手の精神性(心の機微)というのは作品に現れる。音楽だけじゃなく文学も美術もそうじゃないかな。
美里は20年という月日の中でいろんなミュージシャンと出会い、交流を深めてきた。その結果がV20に集約されたような気がする。デビューしてからの10年を支えてくれた佐橋佳幸さんが来てくれたことは本当に嬉しい。美里にはまだまだ歌い続けて欲しい。50になっても60になっても。私はいつか美里に詞を提供できるような人間になりたい。

年末年始休暇を迎えた途端に姪が入院し、両親、弟夫婦が交代で病院に詰めています。そういうてんてこまいの状況でちょっと精神的にまいっているなつめがお送りしました。睡眠不足だけど、V20頑張って見て良かったと思います。

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