これは1月1日に山本正之氏が自身のHPに出した、2008年版ヤッターマンに関するコメントから端を発した騒動である。現在某巨大掲示板やヤッターマン公式サイトなどにて火が付いている。超簡単に言うと、読売テレビ側が作曲者である山本氏にきちんと話を通さずに、音屋吉右衛門氏に依頼して作った曲をオープニングにしちゃったということ。

まー、私見だけど、二者択一だと思うのよ。mihimaru GTが歌うエンディングには違和感を覚えなかったし、本編の出来もいい。だけどオープニングだけが浮いている現状を変えるには、オープニングもエンディングもまったく違う人に依頼するか、30年前の旧作で使用したものに戻すしかないのよ。旧作で使用されたものを使う場合は山本正之氏を使うこと。これは絶対条件!

ヤッターマンは30年の間、何度も再放送され、ビデオ、DVD、あげくはパチンコ台(パチスロ)にもなっているから、幅広い年代の人に親しまれているからね。それに三悪及びドクロベエの声優を変えなかったのだから、音屋氏の起用は失敗だったのかもね。あ、ガンちゃん、アイちゃんの声優は吉野さん、伊藤さんでいいです。頑張っていると思うので。

「タイムボカン名曲大全」などを引っ張り出してきて聞くと、山本氏の功績がわかります。あれほどタイムボカンシリーズを愛してくれた人もいないと思うのでね。

音屋ファンの皆様、石は投げないで下さい。あくまで「私見」なので。

それと誰をターゲットにするのかが見えてこないのよね。ヤッターマンを知らない子供にするのか、旧作を見て育った「おっきなboy」にするのか。今のまんまだとどちらの支持も得られないと思うよ。製作サイドは一度考えてみてね。

おっきなgirlより。
この小説は冒頭、このような場面から始まる。
帝都大元アメフト部の13年目の同窓会。そこに出席していた主人公西脇哲朗は、お開きになった直後、女子マネージャーだった日浦美月と再会する。日浦から聞かされたある秘密。それがきっかけで哲朗は日浦が関わるある事件と性同一性障害を含むジェンダーの問題を追っていくことになる。

片想いを読んでいる時からずっと日浦美月役には中居正広を、と思っていた。日浦美月は女性の体を持ちながら男性の心を持っている。男性の体を作り上げながら、女性の顔を見せるときがある。複雑で繊細な人物である。年齢も30代半ば。中居の年齢とも釣り合うし、いいなと思っていた。ヲタの妄想と言われても、いいなと思いながら読んでいた。

文庫本解説を読んでもっと驚いた。東野圭吾がこの小説の着想を得たのは、SMAPの「夜空ノムコウ」を聞いた瞬間だったと言う。もともとアメフトは好きでよく見ていたらしいが、それを小説にする気はまったくなかったらしい。「夜空ノムコウ」を耳にし、30代半ばの男女の青春群像をアメフトをモチーフに描く気になったという。性同一性障害、ジェンダーの問題は後付で出来たものだと言う。

ここまで作者と読者が同じ着想を得るんなら、どなたか映像化しませんか?

また私は最近中村中さんの歌をよく聞き、彼(彼女)の生い立ちを知って性同一性障害について興味を持っています。六花チヨさんの「IS〜男でも女でもない性」でインナーセックスという病気(?)も知ったし、おととい読んだよしながふみさんの「きのう何食べた?」は40代のゲイカップルのマンガだし、そういうお話ばかり目にしてます。

あぁ、中居君の日浦美月見てみたい。ヲタの願望でした。

余韻

2007年8月12日 エッセイ
私が通うエステティックサロンのオーナーが弥彦にサロンを開いたので行ってきました。場所は200年前から建っている日本家屋で、弥彦神社の宮司さんのお家だそうです。明治天皇が弥彦に行幸遊ばしたときにお供についてきた岩倉具視が泊まったお家。入るとすぐに上がりかまちがあって、そこで冷たいハーブティを頂き、屋敷を見学しました。ふすまや屏風に絵が描いてあって、もうほとんど色褪せているんだけど、1つだけ朱い色が残っているんです。今の赤とオレンジの中間くらいの色。それがとても綺麗でした。

エステが終わった後、1階で営業しているフランス料理店でご飯を頂きました。うまかったです。苦手な食材も食べられました。この店の売りはコンソメ。見た目や匂いは濃いのだけど、飲み口はさらっとしていて、今まで飲んだコンソメはいったい何だったのやら・・・。デザートはクレームブリュレと桃のコンポート。ここに大きな落とし穴が!桃のコンポートに赤ワインが使ってあって、体質的にどうしても赤ワインを受け付けない私は涙を飲みました。

帰りに米納津屋に寄り、友達への手土産を買い、弥彦神社へ参拝して帰ってきました。贅沢な時間でした。

P.S:帰宅後パソコンのメールをチェックしていたら、大ファンのヤナちゃんからファンレターの返信を頂きました。本当に嬉しいです。この人のファンでよかったと感激しています。