HERO 劇場版

2009年1月7日 映画
木村主演で一番好きなドラマです。
木村演じる久利生公平が被害者や被害者遺族のために、とことんまで正義と真実を追求する姿が見ていて気持ちいいです。

劇場版、見に行きたかったけど、なんとなく見逃したから、正月SPとして放送してくれてラッキーでした。
ずっと微妙な関係だった松たか子との関係もはっきりしたし、前回特別編で出た来た中井貴一や綾瀬はるかも出てきて、これで一応完結したようです。
松本幸四郎さんの演技と存在感はさすがですね。
マスターの「あるよ」も聞けたし、満足です。
見に行きました。いろいろと考えさせられる映画でした。

赤紙が来て、豊松(中居)が房江(仲間さん)に頭を刈って貰うSceneは泣けました。

死刑執行が言い渡されてから絞首刑になるまでの、中居の眼力に感服しました。生と死、正気と狂気の狭間にある豊松を見事に体現してました。遺書を書く豊松の意思が中居の体を通じて現れてました。

豊松の遺体は家族のもとへ返らないけど、その死はちゃんと伝わったのでしょうか?
同房だった西沢(笑福亭鶴瓶)は釈放されたのだろうか?

映画が描かなかったその後がとても気になりました。
草なぎが演じた死刑囚の一言がとても心に残りました。

嫌な時代に生まれて、嫌なことをしたものですね。
ほんとに中居でやるのね。

たまたまフランキー堺さんがやっていたのを少しだけ見たことがあるんだけど、じーんと考えさせられるドラマでした。

私はフランキー堺さんがやった当時は生まれていなかったし、1994年に所ジョージさんがやった時も見逃した。だから中居版「私は貝になりたい」は今から楽しみ。

来年冬公開。待ち遠しい。今から首を長くしていよう。