容疑者Xの献身
2006年2月19日第134回直木賞受賞作。東野圭吾作。いやぁー、面白かったです。 ――人はどれだけ自己を犠牲にして人を愛せるか ――がテーマですが、石神の、靖子への愛がひしひしと伝わってきて良かったです。「白夜行」のところで、東野圭吾は女性を描くのが下手、と書きましたが、多分この人は女性を描くのが下手なんじゃなくて、男を描くのが上手すぎるのかもしれませんね。だから相対的に女性を描くのが下手に見えてしまうのかも?東野さんは本当に殺人シーンを描かせると上手い!持論ですが、数学が出来る人はミステリーを面白くかつ上手く書けるというのがあって・・・。それを実証してくれたような気がします。(東野さんは大阪府立大学電気工学部卒)。
本作の主人公石神は数学教師、白夜行の主人公亮司も高校は出ていないけれどもコンピュータ関係には強くて、この2人は東野さんの分身なのかなと考えてしまいました。
「容疑者Xの献身」。とにかくお薦めです
本作の主人公石神は数学教師、白夜行の主人公亮司も高校は出ていないけれどもコンピュータ関係には強くて、この2人は東野さんの分身なのかなと考えてしまいました。
「容疑者Xの献身」。とにかくお薦めです
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