すごく思い入れがある曲。自分で演奏したことがある数少ない曲。
当時の演奏会の曲目は、

・入祭誦
・キリエ
・怒りの日(ディーエス・イラ)
・みいつの大王(レックス・トレメンダーエ)
・呪われた者(コンフターティス)
・涙の日(ラクリモサ)
・サンクトゥス(聖なるかな)
・アニュス・デイ(神の子羊よ)

ソロパートがある曲は極力排しての構成。

昨日改めて聴きなおしてみると、「聖体拝領唱」が抜けているのね。合唱曲なのに。当時の合唱団長は「聖体拝領唱」は「キリエ」とメロディが同じだから、つまらないと言っていたけど、もしかすると宗教的な配慮があったのでは?と思いました。「聖体拝領唱」はキリスト教の根幹を成す儀式の時に歌われるので、キリスト教徒が少ない日本人には相容れない歌なんです。高校時代の友人もクラブ活動のノリで教会の日曜学校に通っていましたが、洗礼を受けていないからという理由で聖体拝領の儀式には参加できなかったそうです。

「ラクリモサ」の旋律は、私がこの世で一番美しいと思えるもののひとつです。モーツァルトの最期の絶唱。ぜひ聴いてみて下さい。

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