いいんじゃない。那古野(名古屋)と東京と離れて暮らすことになっても、犀川と萌絵の絆は変わらない。

イータでとりあえず萌絵の物語は決着が着いたのかな?

それにしても犀川は、ずっと萌絵が(京極風に言えば)彼岸の彼方に行かないように護り続けてきたのかな?関わりたくない殺人事件にも犀川が首を突っ込んできたのも萌絵のためだったりして?

でもGシリーズはきっとまだまだ続いていくと思う。犀川&萌絵と四季の対決、紅子や保呂草、赤柳がどう関わってくるのか?とても楽しみです。

物語のラストでトーマが亡くなって、それがとても悲しかったです。萌絵が大学生の頃からそばにいた犬。年月の速さを感じました。

森の作品を読んでいると感じるんだけど、人との縁だけはどうなるかわからないんだよね。違う世界の違う物語がひょんな拍子でくっついちゃったりして……。きっと現実の世界でも知らない間に起こっているんでしょうね。不要な絆は淘汰され、重要なものだけ残っていく。イータを読んで、そう思いました。

イータは本当はギリシア文字です。でも変換できなかったので、カタカナにしました。

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