父親から生まれて来なければよかったと蔑まれ、病気の母親を、貧しくて医者に診療拒否された蒲郡風太郎。一番大切なものは銭ズラと言いながら、殺人、暴力などあらゆる手段を使いながらのし上がって行く様は圧巻です。
自分を見込んでくれた会社社長とその家族を殺し、自分の子を殺し、会社を乗っ取り、政治の世界に打って出た風太郎が最期に見たものは、貧しくても温かい幸せな家庭でした。というお話。
暗いけど、人間にとって大切なものは何か?を考えさせてくれる漫画でした。

原作は幻冬舍文庫から出ています。
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